糖類の秘密!
 先日新聞の健康欄を見ていたら、米国で行われた調査より、BMIが24前後の人がもっとも死亡率が低く、長生きしていることが分かった!との記事を見つけました。以前「軽度の肥満と軽度の痩身では肥満者の方が平均寿命が長い」というのは聞いた事があったのですがBMI指数から見直される研究結果が出たのは初めてです。ちなみに私のBMI指数は21。一応平均の枠内かな?と思っていたのですが・・もう少し太った方がよさそうですびっくり
 BMI指数とは体重(kg)/身長(m)の二乗で求められる肥満度を測定する指数の一つで、一般的に成人での測定時に用いられています。日本肥満学会によるとBMIが22の場合を標準体重、BMIが25以上の場合を肥満、BMIが18.5未満である場合を低体重としています。ちなみに児童・生徒の肥満の程度を表す指数は主にローレル指数が用いられ、体重(kg) ÷ 身長(cm)3乗× 10の7乗で求められます。この数値が130を標準的な体系とし、+−15の範囲であれば標準とされています。このローレル指数、計算が面倒なのでお子さんのローレル指数が計りたい場合は下記のサイトが便利ですよ!
http://www.hirayama-n.com/child/child.html

 さて、このような指数で一応の体型把握をすることはできますがやはり動ける体、健康で元気な体になってもらいたいものですよね。今日は最近気になる摂取カロリーについてお話ししてみたいと思います。
 最近何かと0カロリー、または糖類ゼロと謳われている商品を見かけます。お酒からヨーグルトからコーヒーまで様々な商品が出ていますが、これらには人工甘味料が使われている場合があります。人工甘味料とは天然に存在する甘味料を抽出したもの、または食品に含まれていない成分を人工的に作り出したもので、(名の通りですね!)特徴としては、消化、吸収の過程によるカロリー摂取の割合が低い、またはほとんどない(吸収されず体外に排出される)事から、カロリーゼロ食品やカロリーオフ食品に使用されています。
●天然抽出系の代表的なものは
   エリスリトール
   トレハロース
   マルチトール
   パラチノース
   キシリトール
   ソルビトール
   甘草抽出物
   ステビア加工の甘味料

●食品に存在しない人工的に作った代表的なもの
   サッカリン(サッカリンナトリウム)
 チクロ(サイクラミン酸)
 ズルチン
 アスパルテーム
 アセスルファムカリウム
 スクラロース
 ネオテーム

などがあります。聞いた事がある名前も多いのではないでしょうか。先日ランチを食べた際に出されたドレッシングにもスクラロースという人工甘味料が使われていてビックリ!このように砂糖の代替品として今や色んなものに使われている人工甘味料ですが、カロリーが低いからといって安心していいわけではありません。調べてみると海外では危険と判断され認められていないもの、または以前までは危険物として許可が出ていなかったものが多々あり、ある研究機関では人体への影響の主なものは失明、癲癇、脳腫瘍、脳障害、頭痛、気分の著しい変化、皮膚のポリープ、不眠症、鬱、知能低下を挙げ、短期記憶への影響などの恐れもあるとの報告も多々あります。また、幼児期や成長過程の時期において偏った食生活をしていると味覚障害になってしまうのではとの恐れもあります。小さい頃にカロリーオフの甘い商品ばかり摂り続けてしまうと体が普段の味覚の基準を勘違いしてしまい、結果的に自然の物やご飯がおいしく感じられなくなる→お菓子やケーキなど甘いものばかり食べてしまう、といった悪循環になってしまうのです。
 幼児期は体の成長も成人の3倍から5倍と言われ、とても大事な時期です。食べたものがそのまま血となり肉となる!と考えれば、お子さんには安心でおいしい食生活を送ってもらいたいものですよね。
| コラム | 19:03 | - | -
叱られた時の反応
先日ある保育園の職員さんとのお話の中で、「人のお話が聞けない子への対応はどうされていますか?」と聞かれたことがありました。私自身色んな保育園さんを回らせていただいていますが、今の子どもたちは怒られた時、目を合わせようとしない子どもが増えているように思います。私が小さい頃は叱られたらそれはもう悲しくて恐くて、ごめんなさい。。と素直に反省をしたものですが。怒られているのにへらへらしている。目を合わせない。怒られていることをはぐらかそうとする。そういった子どもが増えているように思います。
 人のお話が聞けないまま小学校へあがってしまうと、
・先生のお話が聞けない
・授業が聞けない。学力の低下にも・・。
・グループ活動など協力できない

など、様々な悪影響が考えられます。では、そういったことを防ぐためにも子どもたちとどのような関わり方をしていけばいいのでしょうか。今日はそんな「人のお話を聞くために」についてのお話です。
 人のお話を聞くといっても、すぐに変われるわけではありません。最初の関わりで重要なのは乳児期の頃にまでさかのぼります。

0〜1歳児
この頃は会話が出来るわけではないので家族での関わり、とくに母親の関わりが重要になってきます。イギリスの科学者がMRIという脳血流を測定する装置をを使った研究では、乳児期において特に母親の声に反応するという実験結果が出ているそうです。「鳥さんが飛んでるよ。」「ワンワンがいるね。」「お花が咲いてるよ。」そんな日常の内容でいいのです。たくさん語りかけてあげることで子どもは様々なものに興味を抱くようになります。

2〜3歳児
この頃になると周りのお友達が認識できるようになってきます。すると、遊びの中で他のお友達や大人の行動を真似る模倣遊びをするようになります。この時期は色んなお友達と関わる中でいかにコミュニケーション能力を伸ばすことが出来るかが大切だと言えます。

4〜5歳児
この頃になるとちゃんとした会話も出来るようになってくるので、語彙能力が伸びる時期といえます。ここで大切なのは日常でも関わり方です。夕食を例にしてみると、テレビを見ながら食べている子どもと夕食中はテレビを消して食べている子どもとでは後者の方が語彙能力が高く、差があるのだそうです。これは何故でしょうか?テレビを見ながら食べている子どもはポカーンとテレビを見ながら食べていることが多く、食事中に会話がありません。一方でテレビを消して食事をしている子どもは自然と会話が生まれ、そこからコミュニケーション能力や語彙能力が育ちます。「このおかずは○○が入ってるんだよ!」「△△は○色だね!」「今日は〜〜があったよ!」といった会話が子どもの脳を働かせるのです。ですから実際はテレビの有無ではなく、家族での会話をすることが大切といえます。テレビが付いていてもその内容にちゃんと家族で会話があればいいでしょうし、逆にテレビが無くても孤食などで会話が無ければ意味がありません。

このように各年齢に合わせた関わりをすることで子どものコミュニケーション能力や語彙能力を伸ばすことが出来ます。この人とのかかわりにおいて最も大切な二つの能力を伸ばしてあげることが人のお話を聞く、話すといったことに繋がるのです。会話が出来、人との関わりもたくさんすることで色んな事や色んな遊びも知り、体もたくさん動かすようになります。
子どもとたくさん関わる、お話しすることが結果的に体を動かし脳を働かせて心も体も健やかに育つ近道なのではないでしょうか。
| コラム | 13:55 | - | -
創造力の秘密
独創的でかつ有用なものを生み出す能力を創造力といいます。創造力は、情報を新しく配列したりする能力と関係しています。創造力は、科学者や芸術家たちが示す天才的なひらめきといった得意な能力だけを言うのではありません。それは、日常の様々な活動の中にみられる斬新で役に立つ問題解決能力や、何らかの新しさや楽しさを生み出す能力をさしているのです。
創造力と関係が深いのは前頭連合野という部分です。創造性テストを受けているときの脳の活動部位を測定すると、この前頭連合野が最も活動していることがわかっています。また、この領域に損傷を受けると、一般に知能テストの成績は落ちないのですが、創造性テストの成績は落ちます。では、実際前頭連合野ではどのようにして創造力が生まれているのでしょうか。そこには、ある神経と物質が関係しています。
創造性を担っている前頭連合野は特定の神経に多量のドーパミンという物質が放出された時に活発に活動することがわかっています。つまり、大量に放出されたドーパミンによって脳の活動が一挙に高まり、それが普段とは異なる思考、つまり創造力を生み出すのです。
 創造力を伸ばすには、子どもがユニークな質問をしたり、新しいアイデアを出したときにそれを尊重してあげること、また、お絵かき、本の読み聞かせ、歌の創作のような子どもの創造的な活動を推奨すること、そして創造的な活動をしたときはその都度誉めてあげることが肝心です。
ヒトは誉められると脳が刺激を受け、ドーパミンを分泌する特性を持っています。誰でも誉められれば嬉しく感じるものです。この刺激が前頭葉にドーパミンを多量に分泌してくれ、それによって前頭連合野の働きが活発になるのです。ぜひお子さんに関わる際は創造性を育むお絵かきや読み聞かせなどの遊びを取り入れ、そしてたくさん誉めてあげてください!たくさん遊んで誉めていれば、将来は世紀の発明家になれるかも・・・!しれませんね(笑)
| コラム | 09:41 | - | -
食欲の秋だけど・・・!?
 食欲の秋!ということで食べ物がおいしい季節になりました。おいしそうな物を見るとついつい食べ過ぎてしまいますね。私も最近、「お腹メタボじゃない?」と言われてしまい(私は筋肉だと言い張ってますが・・。)食べ物には気をつけなきゃなぁ、と思うこの頃です。
 さてダイエットには欠かせないカロリー計算ですが、みなさんは普段の生活の中でどのくらい糖分を採っていますか?日本での理想的な糖分摂取量は一日約20gと言われてます。(大さじ1杯と少しですね)しかし、私たちの周りには実に様々な物に砂糖が使われています。今日はそんな砂糖に関するお話です。
 目に見えていれば気を付けることは出来るのですが実際には知らずのうちに摂取してしまっており、特に飲み物には多くの糖分が使われています。砂糖20gというと角砂糖が約3〜5gなので5個前後という計算になりますが、代表的なもので言うと・・
 CCレモン(500ml)・・・・・50g(約12個)
 ポカリスウェット(500ml)・・35g(約9個)
 コカコーラ(500ml)・・・・・55g(約13個)
と、飲み物を一本飲んでしまうだけで一日の摂取量をはるかに超えています。角砂糖10個食べろと言われても無理ですがジュースなら平気に飲めてしまうのは怖いものです。。角砂糖一個が約17kカロリーなのでジュース一本で153〜221kものカロリーを接取していることになります。逆にこれだけのカロリーを消費しようとすると・・・

 0.08×体重×歩いた分数=消費カロリー(走った場合は約二倍)

なので、私の場合だと221÷66÷0.08=41.8・・・と、一時間近い時間ウォーキングをしなければいけない計算になります。カロリーを採るのは簡単だけど消費するのは時間がかかるということですね・・。こどもが以下のような症状がある場合、少なくとも10日間砂糖の摂取を完全に辞めることを推奨している医師もいます。

○なかなか眠れない、なかなか目が覚めない。
○集中できない。成績が悪い。
○アレルギー。
○頻繁な頭痛。落ち着きがない。ぼんやりしている。
○肥満。虫歯が多い。4時間以上食べずにいられない。
○一年に一回以上風邪をひいたり化膿したりする。

また、欧米と違い、デザートやお菓子だけでなく日本食には煮物やお漬け物などにもお砂糖が使われているのでこちらも注意が必要です。せっかく楽しく体を動かしてもそれ以上の糖分を採ってしまっていては本末転倒になってしまいます。特に幼児期のお子さんは体の成長が成人の2〜4倍の早さで成長している大事な時期ですので是非、少しでも取り入れる食品に目を向けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに果物に含まれる果糖は肥満や生活習慣病に直接的な原因とされておらず、エネルギー源が素早く補え、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な優れた健康食品と言われていますので、実りの秋のこの時期、たくさんの果物を楽しんでみてはいかがですか?
| コラム | 17:01 | - | -
本の効果!
 お勧めの映画は?と聞かれて答えれる人はいても、お勧めの本は?と聞かれるとどれだけの人が「お勧め本」を答えることが出来るでしょうか。近年「本離れ」が指摘されています。理由としては、元々の「本を読むことの減少」また、インターネットやパソコンからの情報収集による「データ化のための本離れ」などが挙げられます。今日はそんな本に関する、「読む」ことについて取り上げたいと思います。
 本を読むことが子どもの国語力を高めるのに良いとされています。国語力とは、考える力、想像する力、現す力などの自ら学び・考えるといった「生きる力」に直結する力のことを言います。本を読む中でも声を出して行う、つまり音読すると、脳の多くの領域が活動を始めるという効果が出てきます。それは、大脳の70%の領域が活動するとも言われ、とても効果の大きいものです。では何故音読すると脳の多くの領域が活性化するのでしょうか。
 脳はそれぞれ何をするかによって担当する場所が分かれています。聞く担当はこの箇所。話す担当はこの箇所。といった具合です。音読するには、まず文字として認識するために目から入ってきた情報を処理する必要があります。ここまでだと単に文字を処理しているだけなので声に出さないで読む黙読とほぼ同じです。音読ではさらに、声に出して読み、それを自分の耳で聞くことが加わります。したがって、文字を処理する以外にも読むことの処理、聞くことの処理、さらには物を考える処理など、音読することで脳の多くの領域が一斉に活動し始めるのです。音読は黙読に比べて3倍くらい多く脳が働いているとする報告もあります。
 しかし、一概に黙読より音読のほうがいいといえるわけではありません。文章を読んで理解し、そこから物を考えるなどの場合は音読よりむしろ黙読のほうが効率がよいといえます。物事を集中して深く考えることにおいて、言葉を声に出す音読は一般に効果が薄いのです。音読は、読む、自分の声を聞くなどの反復効果から、子どもの記憶力と集中力を高める効果があるのです。
 音読を続けるには、それを楽しんでやることが大切です。その為には読む材料の選択が重要になってきます。童話や昔話などは、もともと読み聞かせのための文章なので音読に適しています。たくさん読み聞かせをしてあげ、子どもの記憶力・集中力を刺激し、さらには読み聞かせによる想像力も駆り立てることが出来たらいっそう効果的ですね!
| コラム | 09:16 | - | -
風邪と触れ合いの関係
風邪というものはどういう時にひくイメージがありますか?疲れている時、体が弱っている時。様々な理由が挙げられると思いますが、今日はこの「風邪」と、まったく関係なさそうで意外と関係している「人との触れ合い」について、お話をしてみたいと思います。
親や兄弟姉妹、友達や親しい異性、クラブの仲間や学習塾の仲間などとよい関係にあるかないかが、子どもの免疫力に影響し、脳と体の健康に影響していることがある実験でわかってきました。
 その実験とは、風邪をひいてない健康な270名余りの人に、風邪のウィルスを鼻腔に付着させ、5日間、被験者同士とは接触しなように生活してもらい、この間に風邪の症状(発熱、鼻水、咳など)が出てくるかどうかを調べたものです。その結果、最後の5日目までに半数以上の人が風邪の症状を示しました。ここで注意すべきなのはその内訳で、その風邪の症状は親しい人たちとのふれあいの質によって違っていたのです。家族、友人、仲間などとのふれあいの親密な人で風邪の症状が出たのは30%、あまり親密でなかった人が40%、ふれあいが親密でなかった人はその60%に風邪の症状が出ていたのです。
 このように、社会的ふれあいの程度は、風邪の症状が出るかどうかに影響を及ぼしていたのです。親しくそして愛情的な人間関係を持つことが、体の免疫力を高め、病気にかかりにくい健康な体を作ることに貢献していたのです。家族や友達など親しい人とよい関係をもって生活することで心理的に安定し、不安やストレスの少ないことが病気にかかりにくい体を作ったと考えられます。
 親しい人との心理的なふれあいは、精神的安定とストレスの低減をもたらしますが、そのことは体だけでなく脳も健康にしているのです。強いストレスが続くと、脳が委縮して軽くなることが知られています。脳は記憶や感情に深くかかわるところです。心理的ストレスの少ない状態は、脳を活性化して精神的安定をもたらす効果があるのです。
 また、身体的なふれあいも脳に影響を及ぼす効果を持っています。例えば、子どもが母親に抱かれたり、肌に触れられたりすると、大脳の一部が刺激され、セロトニンという物質が分泌されます。それが脳全体に回ると、精神が安定する効果が出てくるのです。
 最近すぐカッとなったり切れたりする子どもが増えているといいます。その子たちは心理的、身体的に精神安定が取れていない結果なのではないでしょうか。ふれあいの中で人の温かさを感じ、また人のぬくもりを感じる。そんな経験をたくさんさせてあげることが子どもの心をも暖かくしてくれるものだと思うのです。
| コラム | 11:30 | - | -
グーの合図
子どもが嫌う代表的な食べ物といえば何を想像しますか・・・?ピーマン、たまねぎ、しいたけ。野菜全部嫌いな子も見掛けたりします。昔と違って好きなものを好きなだけ、好きな時間に食べられるようになった今、「腹時計」という言葉も聞かれなくなりました。食事の支度時に台所から漂うにおいにつられ、お腹が空いて“グー”となる子どもがどれくらいいるのでしょうか。今日は食育に関するお話です。

ある園でお昼の準備をしている時に子どもが「あー、お腹空いた!ペコペコだぁ!」といって話しかけてきました。「いいね、体は準備オッケーだね。おいしく食べられるね!」と答えると、「“グー”って保育園のときだけだよ」とその子は言いました。この言葉を聞いたとき私は、腹ペコになってから食事をする体験が少ないんだろうなぁ、と思いました。
“グー”という空腹の合図が、一体なぜ保育園でのお昼の時間だけになってしまうのでしょうか。
“グー”と空腹を知らせる腹時計は、血液中のブドウ糖、つまり血糖が低くなると、脳が「ブドウ糖欲しいよぉ!早くご飯食べさせてよぉ!」と命令し、胃や腸などの消化器官を動かして、ブドウ糖の取り込みをする準備が始まった合図です。脳は大変な食いしん坊で、しかもブドウ糖だけをエネルギー源にしています。その脳を動かすエネルギーがなくなって困っているから、“グー”と空腹のサインを鳴らして食事をさせようとするのです。ということは、「“グー”って幼稚園のときだけだよ」と言った子どもは、家庭では空腹を感じることなく食事をしているということになります。朝は空腹と言うよりも、脳自身が寝ぼけていて“グー”のサインがうまく出せないのかもしれません。しかし、夕食は別です。夕食の前に“グー”という空腹の合図が聞こえてこないのは、何かを食べて脳のエネルギーを補給しているか、あるいは体調が悪いかです。空腹は、食べ物を「おいしい」と思わせ、消化の準備を開始し、何でもご馳走にしてしまう仕組みです。少々苦手な食べ物でも、お腹がペコペコならおいしく食べられることも多いのです。ですから、たとえ空腹だったとしても食事の前には食べさせないようにすると良いのですが、子どもは「お腹が空いて死にそう!」などと言います。だからと言って夕食の前にお菓子やジュースなどを与えてしまうと偏った食生活になったり、お母さんの手料理をお腹いっぱい食べるということもなくなってしまいます。子どもにとってはペコペコになるまで「我慢」をする、というのも社会性を身につける大事な経験です。多少お腹が空いたと言われても「今おいしいご飯作ってるから待っててね!」と声をかけてあげてください。ペコペコな状態でご飯を食べてもらい、好き嫌いなく「おいしいおいしい」といってもらえるといいですね!
| コラム | 12:42 | - | -
コトバの力
最近読んだ本に、悪いことを思ったり口にしたら、その通りになってしまう。だから、よいことを考えたり前向きなことばを口にすることはとても大切なんだ。ということを強調した本がありました。また、言葉も「言霊」という言葉があり、人の持つ言葉には魂がある。と考えるものもあります。今日はそんな、コトバに関するお話です。
こんな話を聞いたことがあります。
水に、「ありがとう」という言葉をかけるととても美しい結晶ができるそうです。しかし、悪い言葉をかけるとなんとその結晶は崩れてしまうのです。
人間の約60%、幼児期では約70%が水分といわれています。言葉が通じるかどうかわからない花や水でさえ、かける言葉によって結晶が違います。言葉がわかる人、子ども達には尚更影響があるのは想像できる事だと思います。子ども達は日々、少しずつ成長をしています。その成長のスピードは人それぞれですが、その中で人と比べてマイナスの言葉をかけてしまっていませんか?日々の会話の言葉遣い、子どもに対しての言葉がけ。子どもの周りには様々な言葉が行き交っています。それがいい物になるか悪いものになってしまうかは環境を与える周りの大人達の責任です。その子自身の成長を見つめ、誉めることでそのプラスの一言が子どもの成長を一気に進めてくれることでしょう。それはプラスのサイクルを生み、相乗効果となって子どもへ返っていきます。是非、日々の言葉を見直し、子ども達の体に美しい結晶が出来るように、お子さんにプラスの言葉をかけてあげてください。
| コラム | 12:27 | - | -
テレビの視聴が言語発達を遅れさせる・・・?
みなさんのお子さんは一日何時間テレビを見ていますか?家事や仕事が忙しい時、「テレビを見ていてくれると大人しくて安心」と、ついついテレビに頼りがちになってしまうことも少なくないのではないでしょうか。今日はテレビの視聴時間に関するお話です。

 2004年に小児科医らが所属するいくつかの団体から、早期の乳幼児へのテレビの視聴についてある発表が出されました。「乳幼児のテレビ・ビデオの長時間視聴は危険です。」と題された日本小児科学会の背景には、「言葉の遅れや表情が乏しいといって受診した子どもたちの中に、テレビやビデオの視聴をやめると改善が見られた」という、小児科医や発達の専門家からの報告がありました。いくつか出された提言の中には「2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう。内容や見方によらず、長時間視聴は言語発達が遅れる危険性が高まります。」などといったかなり踏み込んだ見解の一文も盛り込まれており、幼児期のお子さんを持つお母さんの間でとても大きなとまどいの声が聞かれたそうです。
また日本小児科学会は、乳児期の子ども1900人を対象にテレビの視聴時間が 〇融間未満 ∋融間以上 2搬欧八時間未満 げ搬欧八時間以上 の四つのグループに分け、有意語について調べました。有意語とは、例えば「ブーブー」「マンマ」などの意味のある言葉のことです。それによれば、四時間以上テレビを見ている子どもは、四時間未満の子どもより有意語の発言に一・三倍の遅れがあり、八時間以上テレビが付いている家庭では、その遅れが短時間視聴家庭の二倍にものぼることが分かりました。更には四ヶ月児で保護者の目線をそらす子どもは、テレビの付いている時間が一日〇〜三時間で三七・五%、四〜六時間で六五・二%、七〜九時間では九○%、一○時間以上では九六・六%という結果が出ています。
これは大変恐ろしいことです。ただ、この調査結果で出た発語に関しては、発語は速ければいいというわけではなく発語が遅い子どもは「スロースターター」「レイトスターター」と言い、むしろ後から急速に言語の数が広がることもあります。また昼前や夕方頃に行われている子ども向けの番組は非常に良く出来ていて、英語、国語、歌、踊り、お絵かき、クイズなど様々なジャンルがあり、テレビから流れる音声に合わせて言葉を話す楽しさを学んだりリズムに乗って身体を動かす喜びを通して親子の会話が豊かになる場合もあります。なので一概に今回の出た実験結果でテレビの視聴時間が長い=悪いという結論になるとは言い切れないと思います。   
しかし実際にテレビをあまり見ない子と長時間見ている子との間にデータとして差があるのは事実です。提言の中には、「子どもの言語能力は一方的な視聴だけでは発達しないことを認識すべき」という指摘もありました。最近ではメディアでの情報が早いためにテレビやビデオを「言葉」や「知識」を教えるための教材として利用している親が増えています。確かにメディアは便利ですが、「百聞は一見にしかず」どれだけいい情報を与えたとしても子どもにとっては散歩や外遊び、絵本の読み聞かせなどの中から実際に物を見たり、感じたり、触れたり、嗅いでみたりしながら勉強していくことに勝るものはないのです。子どもが自ら積極的に周囲と関わろうとする意欲を削がない為にも長時間の視聴や使い方には注意が必要ではないでしょうか。
| コラム | 14:53 | - | -
器用さ、不器用さ
先日、とある番組で「お米に人の顔を書くことが出来る」という何とも器用な中国人の方が紹介されていました。あなたは器用な方ですか?それとも不器用ですか?私も学生のころ友達と「ガムの包み紙で綺麗に鶴を折る器用さ」を勝負したものです…(笑)さて、今日は現代の子どもの器用さに関するお話です。
現在、子どもの生活技術力の低下問題が取り上げられています。生活技術力に最も関係するのが、手にかかわるものです。手を使った動作、手さばきが最近の子どもたちは落ちているのです。つまり、子どもの手の使い方が不器用になっているのです。
子どもの手の不器用さについて、幼児から中高生を対象にして行われた検査では、ナイフで鉛筆を削る、ノコギリで板を切る、ハサミでハートの形を切り抜く、紐を結ぶ、釘を打ち込む、ボタンをとめる、箸を使う、タオルを絞る、生卵を割る、などいくつかの手を使う行為を、出来るかどうか行ってもらいました。すると、これらの行動が「できる」と判定された割合が年齢を通して25%以下だったものは、ナイフで鉛筆を削る(2%)、鉛筆を正しく持って使う(7.7%)、紐を結ぶ(8.5%)、ハサミでハートの形を切り抜く(10%)、箸を正しく持って使う(11.7%)、ノコギリで板を切る(24.7%)でした。
このように子どもが不器用になった原因として2つがあげられます。1つは、親が子どものモデルになれなくなったことです。子どもが適切な生活技能を獲得するためには、適切で正しい生活技能を親や大人がモデルとなって示して見せることが必要です。しかし、それとは別に、大人の箸の持ち方・使い方の実技調査をした結果、子育ての真っただ中にある20歳代後半から40歳前半で、正しく箸が使えるのは59.3%でした。つまり、子どもの親自身の40%が箸を正しく持って使えないのです。箸を使うという基本的な生活技能を親がモデルになって子どもに見せたり、教えたりすることが出来なくなっているのです。また、シャープペンシルの普及、靴紐のない靴やスタンプで折り紙をいろんな形に切り抜かれる道具など、世の中が便利になればなるほど昔のようなカッターで鉛筆を綺麗に削ったりハサミを上手に使う経験が皆無になっているのです。
もう一つは、子どもの直接体験が少なくなってきているということです。子どもの直接体験の多くは遊びを通して得られるものですが、その遊びも現代ではテレビやゲームなどの間接体験に変わって来ています。家庭でも、子どもに手伝わせることを積極的に行っている親は少ないと感じられます。子どもは勉強さえしていればそれでよい。と考えている親が少なくありません。お手伝いをしても、全自動の洗濯機、ボタンひとつの食器洗い機など、経過を知らないボタンひとつの社会になっています。その結果、子どもの直接体験が減って、間接体験が肥大化しているのです。
こうした理由から、手を使うという基本的生活技能の習得がうまくいかない子どもが出ていると考えられます。手の使用は、子どもの手さばきを良くするだけでなく脳の活性化とも関係しています。子どもの手を使うことに見られる不器用さは、子どもの脳の少なくともある領域に機能の未熟さと関係しているのではないかと心配されます。手先を動かすことは脳の活性化にとても効果的なものです。この春から少しずつボタン社会ではないお手伝いの機会を作ってみてはいかがですか?
| コラム | 09:15 | - | -
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